ビットコイン 分裂前の対策 2017/07/06
ビットコインのチェーンが分岐するかも知れませんね。
その対策として色々な記事が上がっていますが、原因と今後考えられるシナリオを一生懸命説明するだけで結局のところ何をすればよいのか、正確に理解している人にしか分からないものも多々あって「結局どうすれば良いんだよ」ってなっている方多いのではないでしょうか。
ということで、原因や予想などは一切書くことなく「こうすれば良いんじゃない」っていうところに絞って軽く書こうと思います。
分裂直後は焦って動かないこと
大前提
「まだ動かなくて平気でしょー」と思って何も考えずにいたけどいざ分裂して暴落するチャートを見るや焦ってしまうことが考えられます。
が、ここで知識もないまま下手に動くのが一番危険です。焦って取引所に送って売ろうと送金したところで取引所に届かない等のトラブルが起きる可能性もあります。
動くなら今のうちに。動かないなら分裂直後に狼狽しないように。
来たるXデー(分裂の時)に備えて
こんなの作ってみました。どれに当てはまりますか?
A.取引所
分裂後の値動きを予想して動く方だと思われます。好きにしてください。どうぞ。
ただし一つだけ注意があります。
分裂後、取引所に置いてあるビットコインをどう取り扱うかは、取引所に委ねられることになります。例えば「ビットコイン チェーンX」と「ビットコイン チェーンY」の2つに分裂した際、取引所が「うちではチェーンXには対応します(資産の保全を保証します)がチェーンYは対応しません(資産の保全は保証しかねます)」と言われると、それに従うことになります。
Aの方は取引所がどう取り扱うかに注意して、特に取引所から取り出す際にトラブルが発生しやすいので十分注意しましょう。
B.ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットに保管しましょう。そして、分裂して、その後しばらくして落ち着いて、状況を把握できたら資金を動かしましょう。
その間にビットコインの仕組みなんかを調べていれば良いと思います。
C.PCのウォレットソフト
公式からハードウェアウォレットが買えないのであれば、通常のウォレットソフトをダウンロードし、そこに保管すればよいです。
ウォレット選びの参考に「パソコン上の財布」の部分
色々なところでビットコインの分裂に備えてハードウェアウォレットへの保管が推奨されています。それは、使いやすさやセキュリティを考えた総合評価でハードウェアウォレットが優れているという話であり、絶対にハードウェアウォレットじゃないとダメ(資産を失う)という意味ではないです。
新しいウォレットを初めて利用する方は、最初にテスト送金(100円程度の送金)とバックアップのリカバリーテストを行うと良いです。(一度バックアップをとって、データを削除後にバックアップデータを利用して元のウォレットに戻せるか検証する)
フリーのウォレットソフトなどは私が利用しているハードウェアウォレットに比べて、確かに使いにくい(親切設計じゃない)ものが多いと感じます。ですが、分裂の保管対策にはなります。
インターネット経由でパソコンがハッキングされて資産が盗まれることが怖いと感じるのであれば、資産を保管した後、取り出すまでパソコンをインターネットに一切接続しないというのも一つの手です。家に使っていないパソコンがあるならそれにウォレットソフトを入れると良いでしょう。
資産を入れる前に、いくつか使ってみると良いと思います。
(私のおすすめはElectrumかBitcoin coreですかねー。Bitcoin coreはパスフレーズが出せないのでパスフレーズとしてバックアップが取れるElectrumのほうが好きかも。)
分裂して、その後しばらくして落ち着いて、状況を把握できたら資金を動かしましょう。
その間にビットコインの仕組みなんかを調べていれば良いと思います。
D.PCのウォレットソフト
ビットコインの分裂に備えてハードウェアウォレットに保管すること自体は間違いではありません。しかし、そのハードウェアウォレット、安全ですか?
怖いなと思うのであれば、Cと同様、ウォレットソフトをダウンロードしてそこに保管しましょう。
ウォレット選びの参考に「パソコン上の財布」の部分
色々なところでビットコインの分裂に備えてハードウェアウォレットへの保管が推奨されています。それは、使いやすさやセキュリティを考えた総合評価でハードウェアウォレットが優れているという話であり、絶対にハードウェアウォレットじゃないとダメ(資産を失う)という意味ではないです。
新しいウォレットを初めて利用する方は、本格的に使用する前にテスト送金(100円程度の送金)とバックアップのリカバリーテストを行うと良いです。(一度バックアップをとって、データを削除後にバックアップデータを利用して元のウォレットに戻せるか検証する)
フリーのウォレットソフトなどは私が利用しているハードウェアウォレットに比べて、確かに使いにくい(親切設計じゃない)ものが多いと感じます。ですが、分裂の対策にはなります。
インターネット経由でパソコンがハッキングされて資産が盗まれることが怖いと感じるのであれば、資産を保管した後、取り出すまでパソコンをインターネットに一切接続しないというのも一つの手です。家に使っていないパソコンがあるならそれにウォレットソフトを入れると良いでしょう。
資産を入れる前に、いくつか使ってみると良いと思います
(私のおすすめはElectrumかBitcoin coreですかねー。Bitcoin coreはパスフレーズが出せないのでパスフレーズとしてバックアップが取れるElectrumのほうが好きかも。)
分裂して、その後しばらくして落ち着いて、状況を把握できたら資金を動かしましょう。
その間にビットコインの仕組みなんかを調べていれば良いと思います。
ウェブウォレットはダメです
選択肢の中にウェブウォレットはありません。なぜならビットコインの分裂の備えとしてウェブウォレットに保管するのはダメだからです。
ウェブウォレットって何? 私が保管している先はウェブウォレット? という方へ「インターネット上の財布(オンラインウォレット, ウェブウォレット)」の部分
スマホのウォレットは?
スマホに入れるタイプのウォレット(IndieSquareやbread walletなど)に入れるのは、大きいお金であればやめておいたほうが良いです。分裂の対策にはなるけれどスマホのウォレットは一般的にセキュリティ的に弱いとされているので。
バックアップとっておけば大丈夫
それでもトラブルに遭う人もいるかと思います。ですがこれだけ覚えておいてください。
バックアップとっておけば大体のことは大丈夫です。
バックアップというのは12文字〜24文字の英単語で構成されるパスフレーズだったり、秘密鍵(一つのアドレスにつき一つ)だったり、Bitcoin core(ビットコインを中心となって開発している人たちが作った)クライアントではバックアップファイルだったりします。それらを大切に保管しましょう。
バックアップさえ正確に保管できていればどういう状況になっていてもほぼ助かります。
(時間がかかる場合はあると思いますが…)
また、バックアップは、分裂騒動が収束しても、念の為捨てずに大事に保管しておいてください。
逆に言うとそれで助からないような自体が起きるとA-Dのどれを取っても助かりません(個人的にはここまで神経質にならなくて良いと思うけども)
最後に
こうやって書いてみると「ハードウェアウォレットに保管しましょ」って言ってしまったほうが楽ですね。受け取る側も楽だと思います。でもハードウェアウォレット枯渇気味のようだし、こだわるのはそこじゃないよと説明しようとすると、長々と説明するはめに…
投資の基本として「自分が理解できないものには投資をしない」という言葉がありますよね。こういう時に使うのは少し使い方としてずれている気がしなくもないですが、全くわけがわからないけど不安で夜も眠れない方は、いっそのこと全部日本円にしても良いかも知れませんね。私は何も保証出来ませんが。
