【仮想通貨NEM】NCCに入ったウォレットデータの救出
NCCが使えなくなりました(はじめに)
Happy Hard Fork !!!
はい。NEMが新しい手数料体制に移行するためにハードフォークを行いました。とても手数料が安くなったと思います。
さて、バージョン0.6.93でもうひとつ大きく変わったことが有ります。それは、事実上のNCCの廃止です。これからは皆がNanoWalletなり、有志の方が作ったクライアントソフトなりを使ってNEMに触れることになります。
ではここで、0.6.93(standalone版)とそれ以前のパッケージの中身を見てみましょう。見てみるのは下の画像にある「mon」というフォルダの中身。(nccの中身も同様になっています)
まずは古いパッケージから(下記図参照)
つづいて最新のパッケージ(下記図参照)
はい。おわかりでしょうか。中身が無くなっています。
そのため、最新版ではNCCを動かそうとしても動きません。何故ならデータがないから。
ここでNCCユーザーは不安に思うのではないでしょうかNCCからNanoWalletに移行していないデータはどうなるんだと。
結論から言うと移行しなくてはいけません。その方法をこれから書いていきます。
NCCからNanoWalletへのウォレッドデータの移行
まず、NCCでウォレットデータにアクセスする必要が有ります。しかし、最新版のパッケージにはNCCデータが無いので、旧版のパッケージをDLしてそれを使いましょう。まだパッケージ自体を更新しておらず、旧パッケージが残っているのであればそれを使っても構いません。
ここからDLしてください(nis-ncc-0.6.91.tgzかnis-ncc-0.6.91.zipお好きな方で)
DLしたら解答してパッケージデータからNCCを単体で起動させましょう(NISは要らないので)
旧パッケージでNCCを実行しても、今までのように勝手にブラウザが開いてくれないはずです。なので普段使っているウェブブラウザのURL欄に「localhost:8989」と打ち込んで"いつもの画面"を起動しましょう。
ここまでくれば基本的なNCCの操作です。画像でどんどん説明していきます。
ウォレットデータに入ると、NISが動いていないと警告が出ますが無視しましょう。残高等も表示されませんが、NISが動いていないので読み込めないだけなので気にしなくて良いです。
「Export for LightWallet」でエクスポート
パスワード入れたら拡張子が「.json」のファイルを保存するように言われるはずです。それがウォレットファイルです。
拡張子がjsonのファイルを保存したらNCCは要りません。ブラウザを閉じてNCCを強制的に止めてしまって構いません。(わからなければ移行後にバックアップをとってPCごと再起動すれば良いです)。
拡張子がjsonのデータを保存したらそのデータをNanoWalletでインポートしてください。「データの変換云々」言われると思いますが支持に従ってください。それで移行は完了です。
以上です。
最期に
今回NISが不要なのでNCCだけを動かしましたが、それまで使っていたのと同じようにrunMonで全てを起動しても構わないと思います。しかし、どちらにしてもハードフォークしたということは古いパッケージは使えないと考えるべきなので古いパッケージを使用するのはウォレットデータを救済するときだけにしておいてください。